No.2

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剛床

構造用合板27o(根太レス)
建前時に貼ることにより足場が確保され、安全に作業できます。
屋根パネル(スーパーウォール用)

厚み89oの断熱パネル。
この上に胴縁・コンパネをはり、通気層を設けます。
瓦葺き
耐久性などを考えるとやはり屋根材は瓦です。色褪せ・浸透の心配もありません。割れれば、割れた瓦を差し替えればいいだけです。

棟部分にある黒い金物は棟換気の排気口です。壁体内→軒先→屋根→棟と通気させています。
天然塗料の防蟻材

昔に比べ、現在建てられている家は気密性が高くなってきています。ですから、なるべく人体に有害な薬剤は使用したくないものです。写真は土台から1mまで炭の天然塗料の防蟻材を塗布してあります。
束は鋼製束を使用しています。経年変化による床の調整が容易にできます。
スーパーウォール壁パネル(内部)
柱・梁間にはめ込み、隙間を作りません。気密性・断熱性に優れたパネルです。断熱材(発泡ウレタン)の厚みは60oです。グラスウールで同等の断熱性能を得ようとすると106oの厚みが必要になります。また、SW壁パネル内部には空気層ができるので、2重の断熱効果が得られます。

サッシはトステムのサーマルを使用しています。空気層12oの断熱サッシです。
スーパーウォール壁パネル(外部)

壁パネルの外側面はOSBになっており、パネルをはめ込み指定された数量の釘を打ち込むことにより、壁倍率2.5倍(実測値で2.8倍)の強度になります。軸組みのみならず、面(壁・屋根パネル&剛床)で高い耐震構造をつくっています。
防水透湿シート


サッシ廻りは防水テープにより、雨水の浸入を防ぎます。
気密測定

スーパーウォール住宅では気密測定を必ず行ないます。家にどの程度隙間があるのかを測定します。
C値(相当隙間面積)=0.27cu/u
Q値(熱損失係数)=2.38W/(u・K)

C値・・・床面積1u当りの家の隙間の大きさを示します。数値が小さいほど、気密性の高い住宅です。
Q値・・・住まいの内側から外へ逃げる割合を表します。数値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。
給排水ユニット
ヘッダーボックス・樹脂管使用により施工性が上がり、またメンテナンスが簡単になりました。
ヘッダーボックスで給水・給湯の取り出しが1ヶ所にまとまっているため保守・点検が容易です。
減圧弁により水圧を常に適正化し、ゴミの侵入もフィルターで確実に防ぐため、配管や器具に負担がかかりません。
老朽化した樹脂管をさや管から引き抜き、新しい樹脂管を送り込むだけで簡単に取り替えできます。
防音材

高気密住宅は外部の音を遮音できる一方で、内部で発生する音が外に逃げないという問題があります。そこで天井に防音材としてグラスウールを敷き詰めました。
サイディング張り

乾式工法による施工は湿式工法に比べ、ひび割れや、壁体内部の結露などの問題を解消することができます。外壁面とサイディングの間には通気層が設けられています。(外壁通気工法)